CLセミファイナル

ユナイテッド 1-0 アーセナル

18'オシェイ

ユナイテッド

ファン・デルサール
オシェイ
リオ → 88'エヴァンス
ヴィディッチ
エブラ
フレッチャ
キャリック
アンデルソン → 67'ギグス
ロナウド
テヴェス → 67'ベルバトフ
ルーニー

sub
フォスター
ラファエル
スコールズ
パク

アルムニア
サニャ
トゥレ
シルベストル
ギブス
ウォルコット → 70'ベントナー
ナスリ
ソング
ディアビ
セスク
アデバイヨル → 81'エドゥアルド

sub
ファビアンスキ
ジュル
エブエ
デニウソン
ラムジー

試合開始早々からアーセナルは押し込まれる展開。
アルムニアがスーパーセーブでなんとかピンチを切り抜けるも直後のCKではユナイテッドの選手が4人ほどドフリーでいて簡単に失点。これだけのビッグゲームであれだけ怠慢なマークだと代償は払わされます。
失点後もユナイテッドにやられたい放題。アルムニアがいなかったらと思うとゾッとします。おそらくleg1で勝負は決していたのではないでしょうか。
30分経過したぐらいからは試合のペースも落ち着き、ある程度アーセナルもボールキープはできましたが、ボールをもらうための動きが皆無でほとんどが行き当たりばったりのステーションパス。結局下げさせられるか苦し紛れの縦パスをカットされるのみ。それは試合終了まで改善されませんでしたね。
あと、前半終了間際にウォルコットが迎えたチャンスは自分でシュートまで行って欲しかった。
この試合でユナイテッドとアーセナルに見えた決定的な差は攻守の切り替えの遅さ。カウンターでしか点が取れないのにボールを奪っても押し上げが全くない。さらに前線でももらう動きがないから出し所ががないので余計に押し上げがなくなる。押し上げがないから奪われても中盤にスペースが空いていて運動量豊富なユナイテッドにいいように中盤を使われていました。
守備への切り替えでも、アーセナルは単発で誰かが追うだけ。せっかく追っても連動して追ってないから簡単にいなされる。さほどプレッシャーを感じていないユナイテッドのディフェンスラインから中盤は簡単にルーニーロナウド、テヴェスにボールを入れられる。
結局はアーセナルの怠慢さが招いた試合内容だったと言わざるを得ない印象でした。
ベンゲルの采配も何を意図しているのか訳がわからないものばかりで、この日完全にブレーキになっていたディアビを90分使い続け、相手にとっては間違いなく驚異であるはずのウォルコットベントナーに代えてベントナーをサイド起用。案の定全く機能していませんでしたが。
セスクとナスリの位置にしても、ユナイテッド相手にセスクが潰され続けて仕事ができないのであれば、より動けてボールを運べるナスリを上げてセスクをプレスの緩くなる中盤に下げればいいのに。
本当に、この日のアーセナルはいいところが全くなかった。
ただ、不幸中の幸いに0-1という敗戦でLeg2では逆転が可能なので今回の惨敗から学んで絶対逆転して欲しい。