アーセナル若手
今シーズン出場機会が増え、スタメンとベンチのボーダーラインにいる若手選手について書いてみます。
ルカシュ・ファビアンスキ
今シーズンからレーマンが抜けたことで2ndキーパーに昇格。
至近距離からのシュートに対する反応は素晴らしいですし、キック力もかなりあります。
2007年加入当初は飛び出しのタイミングやポジショニングの悪さでピンチを招いたり失点する場面がありましたが、最近はだいぶ改善されてきました。
まだ少し不安定な部分はありますが、これから経験を積んでいけば世界でも指折りのGKになれる素質を備えていますね。
アレクサンドル・ソング
今シーズン初め、ベンゲルはソングをCBにコンバートさせると言っていましたが相次ぐCMFの離脱によりCMFでの起用が圧倒的に多いです。
シーズン当初こそ体がキレていなかったのか怠慢な動きが目立ちましたが、シーズン中盤からは持ち前の玉際の強さや高さを生かして中盤での存在感がとても増したと思います。
個人的にソングは中盤での潰し役だけでなくパスも出せる選手だと思っています。左右の足で速いスピードのパスが出せるんですよね。
ソングは黒人特有の無理がきく体をしていますし、とても期待している選手です。
デニウソン
CCやリザーブでプレーしていたことは自信に満ちていてチームの攻撃を仕切っていましたが、トップに上がりプレミアの舞台で厳しいプレッシャーを受けると消極的なプレーに終始してしまっています。
元々体はあまり強くないので、セスクの様に上手く体を使ってボールをキープしたいのですがそれもできないのが現状。
CCやリザーブで見せていたパスも鳴りを潜めて、攻撃をスピードアップしたい場面でボールを受けても平行や後ろへのパスが多いです。もっとチャレンジしてもいいと思うんですけどね。
守備面でもチェックにいってあっさりかわされたり、自分のポジションを空けてしまいそのスペースを相手に突かれたりとあまりいい印象はありません。
今シーズンここまでのデニウソンを見ていると、攻守両面で中途半端になっているんですよね。
このままではこの先もアーセナルでスタメンを張るのは難しいと思うので、なんとか殻を破って欲しいです。
セオ・ウォルコット
ウォルコットは誰にも負けないスピードという武器があるものの、相手に厳しくマークされたりスペースのない試合になると消えてしまうこともあります。
あと、相手がウォルコットのドリブルを警戒してボールを持った時点で不利な状況にあるにも関わらず無闇に仕掛けるクセも直して欲しいです。ウォルコットの所に相手が2人きていればその分どこかが空いているはずなので、そこを上手く使えるようになるといいんですけどね。
ただ、以前に比べるとボールのもらい方やキープする際の体の使い方、ドリブルのコース取りは格段に良くなっていると思います。
持病の脱臼癖など怪我は多いですが、このまま順調に成長してイングランドでもエースになって欲しいですね。
ニクラス・ベントナー
ベントナーは今シーズンかなり成長したと思います。
シーズン当初はボールをもらってもぎこちなくていっぱいいっぱいな感じが見て取れましたが、今はポストに入っても前を向いてボールをもらっても落ち着いてキープできていますし、自信がでてきたのかなと思います。
元々高さは凄くありますし、セットプレイやクロスからの得点は多いのですが、後の課題はシュートですかね。
特に左足はちょっと酷すぎるw
こうして見ると、やっぱりみんな今シーズンで成長してるんだなと改めて思います。
出来るだけ移籍してしまうことなく、今いるメンバーを残して3年4年とやっていけると本当に楽しみです。